「あれ? 前に見た四柱推命と、今回見た内容がぜんぜん違う…?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、四柱推命には大きく分けて2つの系統(流派的なもの)があります。
この記事では、初心者が混乱しやすい「通変星系」と「古典系」の違いを、図や表を使ってわかりやすく解説します。
四柱推命には2つの系統がある
四柱推命は、命式(生年月日+時間から導き出す図)をもとに、人生の傾向や運気の流れを読み解く占術です。
その読み方には大きく分けて、次の2つのスタイルがあります。
- 「比肩」「印綬」「偏財」など、通変星を中心に読み解く
- 自分の性格や才能、人間関係や向いている仕事を知るのに役立つ
- キャッチーで親しみやすい
- 「日干(自分)」が命式内で強いか弱いかを判断し、バランスを整える星(=用神)を探す
- 実際の出来事や、運勢の波、タイミングの見極めに優れている
- 難しいけど「当たる」感が強い
どちらも「四柱推命」であり、使う命式も同じです。
でも、見ている視点や重視しているものが違うため、出てくる答えが異なることがあります。
【図解】通変星系と古典系のちがい
| 項目 | 通変星系 | 古典系 |
|---|---|---|
| 中心視点 | 通変星(印綬・偏財など) | 日干(自分) |
| 目的 | 性格・才能・適職を知る | 運勢・タイミングを読む |
| 判断基準 | 星の意味や配置 | 五行の強弱バランス |
| 読みの軸 | どんな星があるか | 日干が強いか弱いか |
| 難易度 | わかりやすいがブレやすい | 難しいが安定感がある |
| 向いている人 | 自己分析がしたい人 | 現実的な流れを知りたい人 |
| 読みの印象 | 「当たるとき」と「外れるとき」がある | 地味だが当たりやすい |
💡 ざっくり言うと…
通変星系は【自分を知るための占い】、古典系は【現実を読むための占い】です。
なぜ2系統に分かれてしまったの?
四柱推命の原点は、中国の古典書『滴天髄(てきてんずい)』や『子平真詮(しへいしんせん)』など。
ここでは日干(自分)を中心に、五行の力のバランスを見て、どの星を補うか(=用神)を選ぶ方法が基本でした。
しかし、日本では通変星を心理分析的に使うスタイルが大きく広まりました。
これは、
- 書籍やテレビで紹介しやすい
- 自分のことを簡単に知れる
- ある程度までは「それっぽく」読める
といった理由から、多くの人に親しまれるようになったのです。
ただしその反面、「実際に起きる出来事とのズレ」や「同じ星でも意味が変わる」など、一貫性のなさに混乱する人も多いのが現実です。
どちらが正しい?
──答え:どちらも「使い分ける」
よく「通変星占いは当たらない」と言う人もいれば、「用神法は難解すぎる」という人もいます。
でも実は、どちらも目的によって使い分けるのが正解です。
- 自分の性格・才能・強みを知りたい ⇒ 通変星系
- 運勢の波や、転職・引っ越しなどのタイミングを知りたい⇒ 古典系
両方の視点を知っておくことで、より柔軟かつ実用的な読み方ができるようになります。
私はなぜ古典系へ移行したのか
私自身も最初は通変星から入ったタイプです。
比肩・印綬・偏財…といった言葉の響きが面白く、「自分にどんな星があるのか?」を知るのが楽しかったのを覚えています。
でもしばらくすると、こんな疑問が出てきました。
- 同じ星なのに、解釈がまったく逆の人がいる
- なぜか「まったく当たってない」と感じることがある
- 自分の変化や運気の波と、星の動きが一致しない
そこで「古典系」の読み方に出会い、はじめて腑に落ちた感覚がありました。
派手さはないけれど、地に足がついていて、現実に近い。そんな印象です。
どちらが正しいというより、どちらが今の自分に必要かを選ぶ視点が大切だと感じています。
まとめ
- 四柱推命には「通変星系」と「古典系」の2つの読み方がある
- 通変星系は、性格・適職など「自分を知る」ことに強い
- 古典系は、気の流れ・五行のバランスで「現実の動き」を読む
- どちらが正しいではなく、目的に応じて使い分けよう
- 両者を知ることで、四柱推命の理解がより深まる


























